所信

はじめに

平素より一般社団法人糸島青年会議所(糸島JC)の活動、運動に対しご理解ご協力を賜りましたことに心より御礼申し上げます。本年は「覚悟 ~『今』感謝を胸に『未来』を創ろう~ 」をスローガンに掲げ、先人達が創りあげた「今」を受け継ぎ、まだ見ぬより良い「未来」を創っていくことが私たち「今」を生きる青年の責任であることと覚悟し、活動を展開して参ります。

「私たちが住み、そして子らが住み、私たちの子孫が営々として住むであろうこの糸島をもっともっと愛し、美しく素晴らしいものにしたい。」そう糸島地域の発展をい描く先輩たちが1977年にこの糸島に青年会議所運動の火を灯してから本年で44年目となります。創立当初より培われた、諸先輩方の熱き想いを受け継ぎ、その時々の糸島JCに所属するメンバーが胸に秘め、スローガンに掲げ、明るい豊かな糸島地域の実現を目指して、地域貢献と青少年の健全な育成を大きな柱として、様々な事業を展開してまいりました。創立から40余年の時が経ち、我々を取り巻く自然環境、経済状況、社会情勢は大きく変化してきました。永年に亘る先輩諸兄の運動が実を結んだ前原・志摩・二丈の一市二町合併による糸島市の誕生。インフラ整備による交通利便性の飛躍的向上。九州大学移転により加速する都市化と国際化。情報技術の目覚ましい発達。当時と比較すると多くの人が物的には充実し、豊かなものとなりました。しかしながら、技術や利便性の向上によりこの糸島においても人とひととの直接的な交流の機会は減少し、人間関係の希薄化が進み、自分や自分の周りだけが良くなれば良いといった利己的とも思われる風潮が広がってきていると危惧される方々も多くなってきています。そんな今だからこそ我々JCがしっかりと地域に入り込み、創始の精神は変えることなく、現在や未来の課題に向かって勇敢に手法を変えて、糸島地域の10年、20年先を見据え覚悟をもって以下の事業に取り組んで行く必要があります。

「糸島塾2020」を企画・実行

創立より当会議所の主たる事業として毎年展開されてきた、青少年の健全育成に関わる事業を行います。本年は「糸島塾2020」と題し、糸島地域の将来を牽引する次世代のリーダー育成の為に様々な防災、自然体験など実体験をプログラムに組み込むことで、感謝の心や、子供の自主性や積極性、責任感を養う事業を開催します。

地域の持続可能性についての取り組み

この豊かな糸島地域を将来に遺すために、市民の皆様とともに地域の持続可能性について考えるきっかけとなるよう、SDGs(持続可能な開発目標)の推進を、糸島市をはじめとした各種団体と連携して行いSDGsが多くの方々の目に触れる機会を創り出すことで、市民の皆様とともに明るい豊かで持続可能な社会の実現に取り組んで参りたいと考えています。

このような事業を行う上で私たち会員も資質の向上を目指して行かなければなりません。郷土愛は勿論のこと、郷土の魅力を理解し他者への高い訴求力を持ち、かつ高い問題意識と使命感を兼ね備えている。一人ひとりがそんなリーダーである必要があると考えます。また、「今」を生きる我々青年が今の時代やこれから訪れる未来を見据えて大胆な組織改革にも取り組まなければなりません。単年度制を特徴とし1年で組織体制が変わっていく我々青年会議所だからこそ、事業を効果的に行うことができる機動的組織を目指して活動を展開して参ります。

私たちが当たり前のように過ごしている「今」この瞬間は、この地域を創ってきてくれた先人先達の懸命な努力、そして私たちに関わってくれている多くの方々のお陰で成り立っています。そして「今」この瞬間の先にしか未来はありません。その事実を「今」を生きる我々青年が理解し当たり前から抜け出し、過去に感謝し、責任世代として「今」を生きる覚悟をもって、糸島JCメンバー一丸となり糸島地域の明るく豊かで持続可能な未来に向けて挑戦して参ります。

2020年度 一般社団法人 糸島青年会議所
第44代理事長 田中 宏明

基本方針】

・会員同士の和を重んじた組織運営
・市制10周年を好機とした地域活性事業の実施
・糸島地域の次世代を担う青少年の健全育成事業の実施
・規律ある例会の運営による会員の相互交流と資質向上
・未来を担う会員の拡大と育成
・行政を含む他団体とのパートナーシップの構築
・今後の指針となる中長期ビジョン策定の検討と提唱
・他団体への出向と積極的な支援
・SDGsの推進

【事業計画】

(1) 一般社団法人糸島青年会議所として理事長所信に基づいた、運動・事業で委員会が
行うもの
(2) 福岡ブロック協議会、九州地区協議会、日本青年会議所、JCIが主催する事業で、
連携または依頼されたもの
(3) 糸島地域の各団体が主催する事業で、豊かな糸島の創造につながるものへの連携・
協力

【各役職務】

定款第5章 第29条から第34条並びに第36条による。
上記事業計画(3)については適宜、組織編成を行い連携・協力する。

【職務分掌】

〇地域力向上委員会
・糸島市制10周年を好機とした地域の未来を見据えたまちづくり事業の実施
・糸島の将来を担う青少年の健全な育成
・SDGsの推進
・各種事業への積極的な参画
・会員拡大の推進と新入会員のフォローアップ

〇会員拡大委員会
・会員拡大推進の中心的な役割の遂行
・新入会員のフォローアップと育成
・第5回糸島わんぱく相撲大会の実施
・じゃがいもゴルフコンペの企画・運営
・SDGsの推進
・各種事業への積極的な参画

〇総務例会委員会
・総務に関する事項
総会の設営並びに運営(1月・9月)
定款・諸規定の見直し
名刺・会員手帳の発行
褒賞エントリーへの取り組み
事務局の環境整備
・例会に関する事項
規律ある例会の運営
会員の資質向上と意識昂揚の機会となる例会の企画・運営
第3エリア合同例会の主管運営
・SDGsの推進
・各種事業への積極的な参画
・会員拡大の推進と新入会員のフォローアップ

〇渉外広報委員会
・ホームページの運営や各種SNSを使用した対内外へ向けた情報の発信
・4団体による新春祝賀行事の運営
・第50回糸島駅伝大会の運営協力
・献血事業実施の協力
・第3エリア野球大会に関する事項
・一般社団法人 唐津青年会議所との交流事業に関する事項
・国際アカデミーの運営支援の中心的な役割の遂行
・社会福祉法人 糸島市社会福祉協議会との連携に関する事項
・中長期ビジョン策定の検討と提唱
・行政を含む他団体とのパートナーシップの構築
・他団体と連携して行う事業の中心的な役割の遂行
・出向者支援
・SDGsの推進
・各種事業への積極的な参画
・会員拡大の推進と新入会員のフォローアップ