年間事業方針

 私たちが住み暮らす糸島地域は、九州でも有数の観光地となっており、人口も増加傾向にあります。しかし、年少人口・生産年齢人口の割合は年々減少し、老年人口の割合は増加しています。10年、20年先の糸島地域の未来を念い描くのであれば、地域市民の郷土愛および日常への感謝の心を醸成し、次世代の地域を牽引していく子供たちの成長を促す機会を創り、持続可能な明るい豊かな糸島地域の未来を創っていくことが必要です。


 まずは、本年度地域力向上委員会では、糸島市制10周年を好機とし、糸島地域の「過去」を学び「今」を見つめ「将来」を考え、糸島地域をさらに前進させるために、未来を見据えた事業を実施し、郷土愛および地域力を向上させます。そして、糸島地域の様々な問題や課題を地域市民自ら考え行動できるよう意識変革を促すために、今後の中長期ビジョンを策定するまちづくり事業を行い、糸島地域の対内・対外に発信します。さらに、糸島地域の持続可能性を向上させるために、学校や日常では教わらないことを学ぶ青少年育成事業を行うことで、将来を担う子供たちの日常への感謝の心を醸成します。まずは、解釈して行動することの重要性を学んでもらうために、「物事を解釈すること」の大切さを考える機会を提供し、自ら考え行動する力を養います。そして、当たり前の日常に対する感謝の心を醸成するために、「食」について学び体験することで、日々の食事や生活の有難さを再確認してもらいます。さらに、何気なく生活している日常への感謝の心を醸成するために、非日常を体験することで、予測不能な自然災害への備えの大切さや対処法を学びます。また、日常への感謝の心をもってこれからの糸島地域をさらに前進させていくために、糸島のために今できることを考え発表してもらいます。そして、糸島の地域力向上のため、当委員会が率先してSDGsの推進に取り組み、広く発信します。さらに、各種事業へ積極的な参画をすることで、メンバーの成長およびLOMの活性化に努めていきます。また、会員拡大を推進し、今後の糸島JCを担うメンバーの獲得およびフォローアップをして参ります。


 2020年度当委員会が中心となり、地域市民に自身が住み暮らすまちの10年、20年先の未来を念い描く機会を創りだすことで意識変革を促し、子供たちの日常への感謝の心を醸成することで糸島地域への郷土愛を育み、持続可能な明るい豊かな糸島地域の未来を創っていくことが、責任世代である私たちに課せられた使命であることを覚悟のうえ、一年間活動して参ります。