年間事業方針

 子供は糸島地域の未来を担っていく存在として必要不可欠であり、青少年健全育成はまちの未来を創ることといっても過言ではありません。一般社団法人糸島青年会議所(以下、糸島 JC)も、長きに亘り時代の課題に即した青少年健全育成事業を構築し、糸島地域の未来を創ることに取り組んで参りました。近年、ゲーム・SNS 中毒等で子供のスマホ依存が問題視されており、人間関係の構築が苦手な子供たちや、体力の低下・注意力・集中力が失われる等の様々な悪影響を受け、社会に馴染めず、よい意味での同調圧力に生きづらさを感じている子供も増加傾向にあります。また、日本では子供たちの目標になるはずの大人の行動にも問題があり、将来の夢をもっている子供は 60%と、諸外国に比べ大幅に下回っています。以上のことを踏まえ、自ら進んで行動し夢や目標へ挑戦できる子供たちの育成を最重要課題と捉え、糸島 JC にしかできない青少年健全育成事業を開催する必要があります。
 まずは、自ら夢や目標に挑戦し続け、自分自身を光り輝かせることのできる子供を育成するために、「光り輝く生きる力~Self-Branding~」をテーマに、社会に馴染めず、よい意味での同調圧力に生きづらさを感じている子供たちを含めた「糸島塾 2024」を全 3 回の事業で開催し、誰も取り残さない青少年健全育成事業を開催いたします。そして、本年度の青少年健全育成事業では、子供たちへの寄り添いかたや大人の在り方を学ぶ必要があるため、スクールソーシャルワーカーを講師とした公開セミナーを開催し、地域の方やご家族の方へも子供たちの現状問題を理解していただくことで、将来地域を担う子供たちの育成へとつながる機会といたします。さらに、第 1 回事業の開塾式では、初めて出会う子供たちが心を開き、絆を深めるために、子供たちの得意分野をみつけ、グループで宿泊事業の計画を行い、集団行動の重要性を理解することで、コミュニケーション能力向上につなげます。また、第 2 回事業の宿泊事業においては日常生活における便利さや有難み、自らの可能性に気づくために、生きる力を学ぶ場所でのサバイバル生活を行い、自らの無限の可能性や生きるための大変さを実感することで、自律力・創造力を身につけていただきます。そして、第 3 回事業の閉塾式では開塾式・宿泊事業で学んだ経験を未来の成長につなげるために、グループディスカッションを活用し、一人ひとりに発表の場を設けることで、夢や目標に挑戦するための一助とします。さらに、4 月度例会では LOM の結束力を高めるために、持ち出し例会を開催し懇親を図ることで、糸島 JC メンバーの事業参加への意識向上をめざします。また、11 月度例会では、糸島 JC の資質向上を図るために、卒業されるメンバーのこれまで取り組まれた JC 活動・運動への想いや経験を聞き受け継ぐことで、今後のメンバーへの財産といたします。そして、献血離れによる血液不足を防ぐために、献血開催日を広く伝え一人でも多くの動員を図ることで、献血に対しての意識向上につなげて参ります。
 本年度、私たち青少年育成委員会が中心となり、明るい豊かな糸島地域の未来を担う人財を産み出し続けるために、メンバー一人ひとりが子供たちの置かれた現状を理解し、問題解決へ取り組み、私たちにしかできない青少年健全育成事業を行うことで、まずは私たちが一隅を照らす人財となり、自ら夢や目標に挑戦できる子供たちの育成を行い、糸島地域を明るく光り輝かせることができるよう一年間活動して参ります。

 

 

担当副理事長
松吉 孝達
委員長
松山 将大
副委員長
緒方 孝光
長澤 愛美
委員会メンバー
池 俊伸
久保田 浩
古川 新弥
松尾 拓馬
美原 崇人
吉村 幸剛
吉村 怜王