所信

はじめに

一般社団法人糸島青年会議所(以下、JCI糸島)は「明るい豊かな社会」の実現という理念の下に1977年に創立され、本年度は創立より45周年の節目を迎えます。その間、多くの先輩諸兄がその理念の下、英知と勇気と情熱をもって、地域の発展を願い、多岐にわたる事業や活動を通じて、大人から子供へと、このまちを愛する心が伝播され、LOMにその想いは脈々と引き継がれています。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大によって経済・社会・教育などの様々な分野やJC活動にも多くの影響が生じています。今後は社会全体で課題が顕著になり、事態の収束に向けて市民一体となり、課題解決に取り組まなくてはならい情勢が続くことが予見されています。また、新型コロナウイルスによる社会課題だけに捉われることなく、平時における地域課題に対しても目を向ける必要があります。近年私たちの住み暮らす地域にも、生産年齢人口の減少、子供たちを取り巻く社会環境の変化等を起因とする様々な課題が山積しています。地域を持続的発展に導く責任世代である私たちは、誰もが幸せを実感し、未来を担う子供たちが誇りに思える糸島のために、常に大きな視野で物事を捉え、強い決断力をもって失敗を恐れず実行していかなければならないと考えます。

1.過去に感謝し未来を描く

JCI糸島の先輩諸兄は、1977年創立当初より、英知と勇気と情熱を絶やすことなく、明るい豊かな糸島地域の実現のために歩んでこられました。創立45周年を迎える本年度は、これまでの歴史を振り返るとともに、過去と未来の糸島をつなぐ「かけはし」を担う節目の年として、事業や活動にご理解とご協力をいただいた関係者の皆様に改めて感謝の意を示し、これからの糸島を持続可能な地域とすべく、志を同じくする諸団体とのパートナーシップ強化を推進します。また、45周年以降もJCI糸島が益々地域に必要とされる団体であるために、50周年までの展望を公に示します。

2.会員拡大・会員交流

卒業制度のある青年会議所(以下、JC)において、持続可能な組織であり続けるには、常に会員拡大を行っていかなければなりません。しかし、近年では少子高齢化問題と人口構成の変化により、地域を担う人財が減少傾向にあり、全国的に会員減少が大きな問題となっています。逆境の時代において志高き人財を拡大するために、JCの特色を魅力として広く発信する必要があります。JCは、時代に即した事業を構築する中で多くの仲間と出会い、切磋琢磨し、深い絆で結ばれ、共に成長し、相互扶助の精神を養える貴重な組織です。絆はJC活動の根幹であり、多くの絆は無限の可能性を秘めています。志高き人財が集うことは、JCが未来永劫に活動できる団体であることを意味します。

3.パートナーシップを築き、影響力を高める

JCI日本が中心となりJC宣言文の改定が進められる中に、JCが社会課題を解決する上で、様々な団体や個人とのパートナーシップを最大限に活用することで影響や印象を最大化するという運動理念を表現しようとしています。JCI糸島もあらゆるパートナーとの連携を図ることで相乗効果を生み出し、それぞれの事業効果を高めることや刺激を受け合うことができると考えます。また通信技術の進化により、情報発信方法が多様化した現代において、会員一人ひとりが時代に即した広報手法を学び、組織広報の活性を図ることで、JCI糸島が行う事業の社会的意義を効果的に発信し、JCI糸島のブランドを確立するとともに行政や市民の皆様への影響力を高めます。

4.未来永劫なまちづくり

まちづくりとは、郷土を愛する心と郷土への関心を溢れさせることであると考えます。糸島地域(旧糸島郡)には、豊かな自然と新鮮な食彩、史跡など誇れるものが多くあります。しかし、持続可能な糸島地域を創るためには、物質的な物や形として見えるものだけではなく、地域の魅力を再発見し、創造して発信し、郷土愛を育み続けなければなりません。まちを形成しているものは人であり、時代の変化の中でも、私たちがこのまちに郷土愛や関心をもてる場を提供し続けることで、郷土愛が溢れるきっかけになると信じます。そのためには行政や各種団体の方々と構築してきたパートナーシップをより強固なものとすることが必要不可欠です。様々な人と手を取り合うことで活動が伝播され、共に活動することで、郷土を愛する人が増え、未来永劫なまちづくりができると確信します。

5.糸島を担う青少年の育成

いつの時代も、無限の可能性を秘めている子供たちは次世代を担う地域の宝であり希望です。私たちが育った時代では考えることができないほどインターネットやSNSの普及による情報技術の飛躍的向上や環境の変化に加え、今は新型コロナウイルスの影響により地域と子供たちの関わり方もますます希薄化していると感じます。このような時代だからこそ世代を超えた人と人のつながりが大切であり、地域とともに「共育」していくことが必要だと考えます。人が成長していくには、様々な経験や体験の中で困難や課題を乗り越えていくことが必要です。楽しいことや辛いこと、様々なことを仲間とともに乗り越えて、人とのつながりの大切さを感じてもらい、どんな時代が訪れようとも逞しく立ち向かえる強く優しい子供たちを育成することが何よりも重要であると考えます。次世代を担う子供たちがこの糸島の発展のために活躍する青年へと成長していくことで未来永劫発展し続ける糸島が実現すると確信します。

結びに

JCは40歳までと限られた時間で、入会歴や役職に関係なくどのような姿勢でJC活動に取り組むかによって成長の度合いは違ってきます。JCでは様々な活動を通して挑戦・成長する場が提供されますが、自ら限界値を決め成長することを止める人、失敗を恐れて行動を起こさない人もいます。私は挑戦する機会があるのであれば、自ら挑戦し続け、仮に失敗したとしても試行錯誤を繰り返しながら成功するまで諦めません。成功したときにはじめて、失敗から学び続けることの重要性を知るのだと思います。
このことからも我々の活動に失敗はありません。この機会を自ら掴み取りすべてを成長につなげ、糸島地域から未来永劫に必要とされる団体であり続けるために共に活動していこう。
さらに守るべきものがあるからこそ、挑戦し続け、経験を活かし成長し続けなければならない。
そして、この成長できるJC活動に送り出してくれている会社や家族への感謝の念を忘れず、限られた時間で自らの行動と意識を変えて共に未来を描こう。

2021年度 一般社団法人 糸島青年会議所

第45代理事長 進藤 道宣

基本方針】

・会員同士の絆を大切にした組織運営
・規律ある例会の運営による会員の相互交流と資質向上
・志高き会員の拡大と育成
・効果的な事業実施に向けての戦略的な広報活動の展開
・行政を含む他団体とのパートナーシップの構築
・他団体と連携した協働のまちづくり事業の実施
・糸島地域の次世代を担う青少年の健全育成事業の実施
・45周年記念式典の開催
・他団体への出向と積極的な支援
・SDGsの推進

【事業計画】

(1) 一般社団法人糸島青年会議所として理事長所信に基づいた、運動・事業で委員会が行うもの
(2) 福岡ブロック協議会、九州地区協議会、日本青年会議所、JCIが主催する事業で 、連携または依頼されたもの
(3) 糸島地域の各団体が主催する事業で、豊かな糸島の創造につながるものへの連携・糸島地域の各団体が主催する事業で、豊かな糸島の創造につながるものへの連携・協力

【各役職務】

定款第5章
第29条から第34条並びに第36条による。
上記事業計画(3)については適宜、組織編制を行い連携・協力する。

【職務分掌】

〇全委員会共通
・新型コロナウイルス感染拡大を防止するための時事に則した対策
・例会に関する事項
規律ある例会の運営
会員の相互交流と資質向上の機会となる例会の企画・運営
各委員会は年12回の例会うち3回を企画・運営
・SDGsの推進
・各種事業への積極的な参画
・会員拡大の推進と新入会員との積極的な交流

〇45周年実行委員会
・創立45周年記念式典の開催
・行政を含む他団体とのパートナーシップの構築
・他団体と連携して行う事業の中心的な役割の遂行
・4団体による新春祝賀会行事の運営
・糸島駅伝大会の運営協力

〇会員拡大委員会
・会員拡大の中心的な役割の遂行
・新入会員の育成と積極的な交流
・新入会員による新入会事業の企画・実施
・じゃがいもゴルフコンペの企画・運営
・社会福祉法人糸島 市 社会福祉協議会との連携に関する事項

〇総務広報委員会
・ホームページの運営やSNSを活用した対内外へ向けた情報の迅速な共有と発信
・対外に向けた情報発信のの方法方法のの見直し見直し
・第5回糸島わんぱく相撲大会の企画・運営
・一般社団法人唐津青年会議所との交流に関する事項
・総務に関する事項
総会の設営並びに運営(1月・9月)総会の設営並びに運営(1月・9月)
定款・諸規定の見直し定款・諸規定の見直し
理事会等の議案配信
名刺・会員手帳の発行名刺・会員手帳の発行
褒賞エントリーへの取り組み褒賞エントリーへの取り組み
事務局の環境整備事務局の環境整備

〇青少年育成委員会
・青少年健全育成事業(糸島塾)の実施
・第3エリア野球大会に関する事項
・献血事業実施の協力

〇地区大会準備特別委員会
・2022年九州地区大会の企画・準備